リリース2012-12-21 18:16

“映画界の仙人”キム・ギドク監督最新作『ピエタ』 快進撃の裏には果てしない映画愛

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山奥の小屋に住み、仙人のような暮らしをしながら世界の人々を唸らせる作品を次々と発表している韓国が誇る奇才にして鬼才、キム・ギドク。最新作『ピエタ』が、本年度ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞、さらに12月16日(現地時間)に発表された第17回サテライト・アワードで外国語映画賞受賞に輝き、再び世界に一石を投じようとしている。

債務者に重傷を負わせ、保険金で返済させるという異常な手段で借金を取り立てる男。孤独に生きる男の前に、幼い頃に男を捨てた母親だと名乗る女性が現れる。最初は疑念をもっていた男は、次第にその女性を受け入れるようになるが…。

アメリカの賞レースのトップバッターでもあるオスカー前哨戦とも言えるサテライト・アワードでは監督賞にもスティーブン・スピルバーグ監督、ベン・アフレック監督と横並びでノミネートされ、なんと現在日本でも大ヒット中の『最強のふたり』に並び外国語映画賞(タイ)受賞。さらに韓国では大鐘賞と並んで2大映画賞と言われる青龍賞で最優秀作品賞を受賞し、その完成度の高さを全世界に知らしめた『ピエタ』

スタッフ25人、制作費1億ウォン(約760万円)、制作撮影日数10日で作り上げた本作だが、2013年度アカデミー賞で外国語映画賞韓国代表作品にも決定しており、すでに封切られている本国・韓国では観客動員数60万人を超える大ヒットを記録している。

しかし! 普通の映画監督ならば、諸手をあげて喜ぶこの記録に、本作が公開18日目にして観客動員数50万人を突破するや「至らぬところの多い『ピエタ』が今週末、観客動員数50万人を超えた。僕には50万人ではなく、500万人を超えたも同然だ」と語り、早期上映終了(公開第4週)を宣言。その理由を、メジャー系映画が映画館を独占している現状に抗議するためとして、その果てのない映画愛で世の中を驚かせた。

この映画愛、そして徹底した非商業主義を貫くギドク監督の動向に注目しつつ、賞レースを見守りたい。

『ピエタ』は2013年夏よりBunkamura ル・シネマにて公開。

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